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2011年04月 アーカイブ

快適な生活を送るために・・・

こんにちは。


今日からブログをはじめます。


ここでは特に住宅に関することを中心に綴っていくつもりです。


今日からどうぞよろしくお願いいたします。


さて、構法の合理性、外観のイメージから、プランニングが連想させる内部での生活まで・・・


それらをすべてひっくるめた商品イメージの全体で、住宅展示場の住宅は勝負しています。


注文住宅の参考にもなるでしょう。


それゆえこれらはプレハブ住宅、あるいは工業化住宅というよりは、商品化住宅と呼んだ方がふさわしいかもしれません。


ただし一方ですべての住宅が商品化しているという批評があり、商品住宅派という用語はその意味で誤解を招きやすいですね。


・・・そこで今回は誤解の起きようのない住宅展示場派という名称ですすめていきます。


住宅展示場派はハビタ派よりやや上の年齢層に属します。


ただし彼らがハビタ派と最も異なるのは、展示場派の住宅が、基本的に持ち家であるという事実です。


注文住宅という大きな買い物

展示場住宅を建てるにはまず土地が必要であり、それは日本において異常に高価な買物です。


新たに土地を買って、そこに注文住宅を建てるということは、通常のサラリーマンにとって、一生に一度の買物です。


それはそのあまりの高額さによって、それを手に入れることが人生の目的であるかのごとく錯覚を与えることも、往々にしてあります。


この錯覚を「住宅の人生化」と呼びます。


人の住んでいる住宅によってその人の人生を分類するこの本の試みも、確かに一つの「住宅の人生化」ですが・・・


展示場派における「住宅の人生化」は、はるかに重い響きをともなっています。


この苦く、重い「住宅の人生化」を受け入れるという選択は、はたして合理的な選択だろうか・・・


ハビタ派ならこう問うに違いません。


そしてラジカルなハビタ派なら、たぶん、「そんなものは不合理な持ち家信仰にすぎない」と判断を下すかもしれません。


「人生を住宅ローンに捧げるよりは、今のままの借家に住んでいる方がよほど合理的だ」


・・・というのが答えかもしれません。


実は展示場派にも、そんなことぐらい軽くわかっているのです。

主流はコロニアルスタイル

「ただし世の中には理屈ではわりきれないものがある。」


・・・これが展示場派の人々の基本的な態度です。


彼らはハビタ派と多くの部分を共有しています。


ハビタ派の合理主義を完全に理解しています。


しかし一方、合理主義ではわりきれないものの存在をも、彼らは認めています。


例えば「管理職にもなってアパート住まいはみっともない」という考えをもっともだと思い・・・


「土地を持っているだけで得られる理屈のつけようのない安心感」をも否定しません。


この両義性、折衷主義、現実主義が彼らの家づくりのすべての部分に反映することになります。


展示場派にとって住宅の外観は大きな問題です。


ハビタ派ならば「ミカケにこだわるのは非合理的だ」と言うところですが、展示場派の人々はそうきっぱりとミカケを否定することはできません。


注文住宅は外観も大事!

ミカケはミカケなりの意味があるということを、彼らははっきりと認識しています。


さらにつけたすなら、これは「人生を賭けて」買った注文住宅です。


ミカケなどどうでもいいなどとは、とても言えたものではありません。


展示場派住宅の外観が、一つのスタイルに収束するものではないことは言うまでもありません。


展示場を訪ねてみれば、その決して広くはない場内だけで、百花練乱たる建築スタイルの競演を目にすることができます。


ただし展示場派の特徴は、その百花練乱にも節度があるということです。


・・・その点が建売住宅派、清里ペンション派から展示場派を区別しています。


展示場派は無愛想な四角い箱ではありません。


プレハブ住宅の時代には、確かにそのようなスタイルのものも存在した。


しかしその商品化の進行、販売戦略のソフィスティケーションにともない、自然と「四角い箱」スタイルは淘汰されてしまいました。


「四角い箱」の時代

「四角い箱」の時代には、展示場派住宅のスタイルの決定に、まだ建築家が関与する可能性がありました。


しかし「四角い箱」の衰退とともに、展示場派住宅の世界は、建築家の関与する世界から、商売人の関与する世界へと変質していったのです。


しかし「四角い箱」ではなくなったからといって、一気にゴテゴテのオウチにいったわけでもありません。


ある節度をいまだにしっかり保っています。


このバランス感覚こそ、展示場派に独特のものです。


注文住宅はさまざまな外観をしていますが、今日の展示場派の主流は、コロニアルスタイルです。


コロニアル様式とはペンション派の項で述べたように植民地様式といったほどの意味で、アメリカの典型的な住宅様式の一つです。


全体の形態は比較的単純な四角い箱であり、やはり単純な形をした切妻の屋根を載せています。

アメリカの住宅様式

外壁は白い下見板で覆われ、窓は小ぶりで、それゆえ全体の幾何学的形態がいよいよ強調される結果となっています。


窓には鎧戸がつけられ、それが単調な外壁のアクセントとなっています。


このスタイルの稚拙な模倣、あるいは日本向けの巧妙な変形・・・


それらが展示場住宅の一つの主流を作りあげています。


ではなぜコロニアルスタイルがコピーされるのでしょうか?


なぜコロニアルスタイルが展示場派の主流となっているのでしょうか。


それはコロニアルスタイルが、彼らと同じように二面性を持っているからです。


それが彼ら自身の二面性に強くアピールします。


その二面性とはなんでしょう。


・・・一つはそれがアメリカの典型的な住宅様式だという事実です。


愛知 注文住宅もこのような様式の住宅が多いですね。


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